
|
■盲導犬のことをもっと知るために 日本最大規模の盲導犬育成施設を訪問しました! 盲導犬をご存知でしょうか。街で盲導犬に出会ったことがあるという方も少なからずいらっしゃると思います。都筑区でも職員の方が盲導犬の訓練をしている姿を時々見かけることがあります。高齢化がこれまでにない急激なスピードで進展している現在、「バリアフリー」、「ユニバーサルデザイン」という言葉もしだいに認識されるようになり、ハード・ソフト両面からの総合的な福祉政策の推進がますます重要になってきています。
そのような社会の潮流の中で、2003年10月1日に「身体障害者補助犬法」が施行され、1年が経過しました。協会による市民を対象とした調査では、補助犬法の認知度が飛躍的に向上していますが、他方で、受け入れに対しては若干消極的になっているという報告もなされています。BSEや食品偽装表示問題などにともない、安全や衛生に対する社会的な不安の高まりが、補助犬を受け入れる側の不安や心配にも結びつき、同伴拒否の原因となっているのではないかと協会では分析しています。
しかしながら、「身体障がい者の方々の社会参加を守る」という観点からも、盲導犬の役割や盲導犬の健康・衛生管理について、私たちが適切に理解することが必要です。そこで、以前より関心があった盲導犬の育成、訓練などを実施している(財)日本盲導犬協会・神奈川訓練センターを訪れ、実際にどのような活動をされているのか、盲導犬の育成・訓練の最前線を見てきました。 |
|
|
訓練棟・3階のトレーニング室。床はゴム製。犬が足を滑らさないよう配慮がなされている。2階には共同訓練用の居室があり、ユーザーは4週間、犬と一緒に訓練します。 |
研修室にて。盲導犬に向く性格かどうか、適正評価をしている様子。子犬は本当にかわいい。遺伝性疾病のチェックなどを経て、訓練が始まります。 |
|
犬舎にて。犬たちのプライベートルーム。訪問時は訓練のため、犬たちの多くは外出していました。 |
診察室にて。犬の診察をしている様子。嘱託の獣医師1人と職員の方2人が診察をしていました。 |
|
神奈川訓練センター前にて。盲導犬の約8割はラブラドール・レトリーバーとのこと。やさしい心の持ち主たち。盲導犬は、吠えたり、かんだりすることはない。温かい気持ちで見守り、お手伝いする必要があれば、声をかけましょう。 |
(財)日本盲導犬協会の理事の方々とともに。神奈川訓練センターでは、毎月見学会を実施しています。地元の小学校をはじめ、子どもから大人まで多くの方々が見学に訪れています。希望者は電話でお申し込みください。 |
|
■盲導犬は、視覚に障がいのある方の大切なパートナー 現在、街で活躍している盲導犬はわずか948頭。他方で、日本で盲導犬を必要としている視覚に障がいのある方は、約7,800人です。この現実についてみなさんはどう思われますか。障がい者であるが故に外出できない、さらには社会参加できないとしたら・・・。 “見える”ことを前提にした社会では、視覚に障がいのある方にとって、歩くこと以外にもさまざまな障壁(バリア)が存在しています。しかし、自らがその立場に立たないと切実に感じることはありません。誰もが事故や加齢などにより、病気や障がいを抱えることもあり得るという前提に立った社会づくりを進めることが何よりも求められていることを、犬たちの姿を通じて実感しました。 協会資金の95%は市民の寄付により支えられているとのことです。誰もが支えあい、安心して暮らせる社会の構築に向けてみなさんと一緒に考えながら、私もできることから実践していきたいと考えています。 |
|