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約30年ぶりに先祖が眠る父方の故郷を訪問 都市部と地方のギャップをあらためて実感 みなさんお元気ですか。緑道を歩きながら紅葉した美しい木々の葉をながめていると、秋の深まりを実感します。日ごとに寒さが増し、冬の到来ももうすぐです。体調を崩しやすい季節ですので、健康には十分ご留意ください。 さて先日、約30年ぶりに先祖が眠る父方の故郷を訪れ、お墓参りを済ませました。村をかこむ山々、山肌にはりつくような棚田、そして代々受け継がれてきた人々の暮らしや親族のやさしい心に触れて本当にうれしく、また自分のアイデンティティに触れた気持ちがしました。恥ずかしながらこの歳になって初めて親孝行と言えることを実現できたことが、いまの自分にとっては何よりもうれしいですね。 しかしながら一方で、地方が直面している厳しい現実も目の当たりにしました。少子高齢化の進展、学校の統廃合、地場産業の衰退と雇用問題、路線バスの撤退、ムダな公共事業による景観破壊など、挙げればきりがないほど課題は山積しています。日本は小さな島国と言われますが、この国は多様性豊かで広く、やはり都市と農山漁村部とのギャップは大きい。 既存の価値観が揺らぎ、明るい展望が見えない日本社会を覆う閉塞感はどこから来ているんだろう。近代化の過程で、私たちは何を失ってしまったのだろう。不便な田舎暮らしや貧しかったが希望にあふれていた昭和の時代への関心が高まっていることと密接に関連するのではないか。そのようなことを再考させる旅であり、明日へつなぐ旅でした。 |